
ソアレSS S86ML-Sのインプレです。
結論、購入して大満足しています。
価格は¥22,000ほどしますが、フロートリグを最大限楽しめる竿だと感じました。
この記事では、ソアレSS S86ML-Sの特徴、買ってよかったこと/気になったこと、使って感じたメリット/デメリットを紹介します。
フロートリグ用ロッドを探しているアングラーは、この記事でソアレSS S86ML-Sの特徴を確認してロッド選びの参考にしてください。
- ソアレSS S86ML-Sの特徴
- 購入してよかったこと
- 購入して気になったこと
- ソアレSS S86ML-Sのメリット/デメリット
- ソアレSS S86ML-Sがおススメの人/おススメではない人

- 釣り歴25年
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結論:大遠投できて魚の引きも楽しめるフロートリグ用ロッド

ソアレSS S86ML-S はフロートリグを最大限楽しめる竿です。
30〜50m大遠投できるのはもちろん、ソリッドティップなので小さなアタリも感じることができ、魚の引きを楽しむこともできます。
19gのフロートを使えば、50m以上遠投できました。

大遠投してメバルを狙う人は少ないので、誰も狙っていない沖のポイントを狙って釣果アップが期待できます。

実際に30m沖で20cmオーバーのメバルをヒットさせ、引きを楽しみながら釣り上げました。


ソアレSS S86ML-Sの特徴
- ルアーウェイト2〜28g
- 遠投しやすいリールシートの位置
- 竿の曲がりは先調子気味
スペック
長さ | 自重 | 穂先 | ルアーウェイト | 適合ライン(ナイロン/フロロ) | 適合ライン(PE) |
---|---|---|---|---|---|
8.6ft | 84g | ソリッド | 2〜28g | 2〜6ポンド | 0.2〜0.8号 |
ルアーウェイト2g〜28g
やわらかいソリッドティップなのに28gまでのルアー・フロートが投げれます。
体感的に、フルキャストできるのは15gくまいまで。



10〜15gのフロートが最も気持ちよくキャストできました。
ポイントが近いときはシャローフリークFの7.5gを使い、ポイントが遠いときは15.0gを使うなど、1本のロッドで重さの違うフロートを使い分けることができます。
遠投しやすいリールシートの位置
リールシートの位置がエンドグリップから離れた設計であり、フロートリグを遠投しやすいです。
リールシートの位置は8.6ftのエギングロッド(セフィアBB S86ML-S)と同じ位置。





遠投しやすいエギングロッドと同じ仕様。
7.6ftのライトゲームロッド(ソアレエクスチューンMB S76UL-S)と比較すると、ソアレSS S86ML-Sのほうがグリップエンドからリールシートの位置が遠いです。


グリップエンドからリールシートの位置が遠いほど、遠投しやすくなります。
竿の曲がりは先調子気味
竿の曲がりはこんな感じ。
ソリッドティップのエギングロッド(セフィアBB)と比較しました。


ソアレSS S86ML-Sは先調子気味。
ソリッドティップですが、竿先で小さなアタリを取ることができます。



遠投したい!そして魚の引きも楽しみたい!
そんな声に応えるステキな竿です。
エギングロッド(セフィアBB S86ML-S)との比較はこちら。
- ルアーウェイト2〜28g
- 遠投しやすいリールシートの位置
- 竿の曲がりは先調子気味
遠投できるしメバルの引きも楽しめるナイスな竿ですが、実際に使ってみると少し気になる部分も見えてきました。
良いことも悪いことも、詳しく解説します。
購入して良かったこと
- 28gまでのフロートを投げれる
- 50m以上遠投できる
- 魚の引きを楽しめる
- 潮の流れを感じやすい
- 小さいあたりも分かる
- 魚の突っ込みに負けないパワーがある
- 足場が高い釣り場でも対応可能
重いフロートで遠投して魚の引きも楽しめること。これが購入して最もよかったことです。
チューブラーの方が遠投できるかと思っていましたが



ソリッドティップのソアレSS S86ML-Sでも同じかそれ以上に遠投できました。
また、23センチのメバルとのファイト中に手前の石畳に潜られそうになりましたが



リールのドラグをキツめにして竿を立てれば潜られずに済みました。
20cmオーバーのメバルにも負けないパワーも備えています。


購入して気になったこと
- リールシートがしっくりこない
- 細かいルアーアクションは不向き
- ジグ単の釣りは難しい
- 値段が高い
竿が長くて重たいフロートに対応できる竿なので、2g未満の軽いジグ単での釣りは難しいです。
ためしに1.5gのジグヘッドのみで釣ってみましたが



重さを感じず、釣りになりませんでした。
フロートリグ専用の竿として割り切って購入すべきかと感じます。
ソアレSS S86ML-Sのデメリット3つ
リールシートが持ちにくい


画像が、ソアレSS S86ML-Sのリールシートです。
個人的に、このタイプは持ちにくいと感じました。


同じタイプのリールシートを持つ機会が少ないので慣れてないだけと思いますが……
リールシート部分の形は特徴的で、持ちやすいと感じる人と持ちにくいと感じる人がいると思います。
細かいルアーアクションは不向き
竿が長いため、ジグヘッドをダートさせたり細かく上下させたりさせるアクションは不向きでした。
試しに3gのジグヘッド単体で釣りをしましたが、操作性が悪く、重さも感じにくいので、釣りになりませんでした。
ジグ単の釣りもしたい場合は、別の竿をもう1本持っていくほうが賢明です。
筆者はジグ単用の竿1本とソアレSS S86ML-Sの2本を持っていってます。



ランガンするので、釣り場によって竿を使い分けています。




価格が高い
価格は22,000円前後です。



フロートリグ専用ロッドに22,000円を払えるのか…
かなり迷いますよね。
でも、遠投できて魚の引きも楽しめるステキな竿なので、買って損はありませんでした。



ソリッドティップのフロートリグ用ロッドは数が少ないので、かなり貴重です。
- リールシートが持ちにくい
- 細かいルアーアクションは不向き
- 価格が高い
ソアレSS S86ML-Sのメリット4つ


遠投と魚の引きを楽しめる性能を両立
ソアレSS S86ML-S は遠投もできるし、魚の引きも味わうことができるステキな竿です。
理由は
- 28gまでのフロートを使えて
- 穂先がソリッドティップ
なので、重たいフロートを使ってもソリッド部分で魚の引きを十分に味わうことができます。



30m沖で20cmオーバーのメバルがヒットしたとき、引き味を楽しみながら寄せることができました。


硬い竿で無理やり寄せてくるよりも、柔らかい竿で魚の引きを味わいながら寄せてくるほうが楽しくないですか?


潮の変化が分かりやすい
ソアレSS S86ML-Sは50m遠投しても潮の流れが分かります。
穂先が柔らかいソリッド素材のため、水中の変化を感じやすいのです。


例えば潮の流れに逆らって仕掛けを引いてくると、普段より抵抗がかかるので重たくなりますよね。
この重さを、ソリッド素材で感じやすくなるのです。



実釣では、潮の変化を感じた瞬間にリトリーブをゆっくりにしてメバルをゲットするとができました。


30m以上投げても小さいアタリが分かる


重たいフロートで30m以上遠投しても、小さいアタリがはっきり分かります。
一般的に、チューブラー素材のほうが小さいアタリが伝わりやすいですが



ソリッドティップでも小さいアタリが分かりました。


フロートが重いのでアタリを感じにくいと思っていましたが、全然そんなことありません。



小さいアタリでも手元に感じました。


取り込みがラク いろんな釣り場に対応可能
高い足場、石畳、テトラなど、いろんな釣り場に対応できます。
8.6ftの長さがあるので、どんな釣り場でも短い竿より魚を取り込みやすくなります。
例えば画像のような石畳の釣り場。


水際まで近づけないので6〜7ft程度の竿は取り込みが難しいですよね。
ソアレSS S86ML-Sは8.6ftのレングスを活かして魚を抜き上げやすかったです。



多少足場が悪くても釣りがしやすいので、いろいろな釣り場に対応可能。
- 遠投と引き味を楽しめる性能を両立
- 潮の変化が分かりやすい
- 30m以上投げても小さいアタリが分かる
- 取り込みがラク いろんな釣り場に対応可能
おススメする人・おススメしない人


- ソリッドティップのフロートリグ用ロッドを探している人
- 魚の引き味を楽しみたい人
- 15g以上のフロートを投げたい人
- 8ft以上のフロートリグ用ロッドが欲しい人
- 安いフロートリグ用ロッドを探している人
- 細かいルアーアクションをしたい人
- ジグ単用ロッドを探している人
フロートリグ用ソリッドティップの竿を探している人に、とてもおすすめしたい竿です。
潮の流れを感じてメバルが釣れる確率が上がるだけでなく、魚がヒットしたあとに引き味を楽しむことができます。
釣りをする前は「ソリッドにしては穂先が硬いかな?」と思いましたが



実際に釣りをすると竿がきれいに曲がって、気持ち良いメバルの引きを堪能できました。
ただし、価格が2万円を超えています。
遠投用フロートリグ専用の竿として投資できる金額か否か、人によって分かれると思います。





筆者はこの竿でフロートリグをはじめました。
まとめ


以上、ソアレSS S86ML-Sのインプレでした。
フロートリグ用の竿を探している人に、とてもおススメしたい竿です。
8.6ftのレングスと20g以上のフロートで、これまで攻めきれなかった沖のポイントを攻略することができるようになります。
遠投性能だけでなく、魚をかけたあとも引き味を楽しみながらファイトすることができました。
ただし、お値段は2万円以上。
フロートリグ専用ロッドにこの金額を出せるかどうかは、各個人の釣りスタイルと考え方によりますよね。
僕はメバリングとフロートリグが好きすぎるので、ボーナスで買ってしまいました。



かなり満足しています。
ソアレSS S86ML-Sで誰も狙っていない沖のポイントを狙って、他の釣り人と釣果に差をつけてみませんか?