防波堤や磯だけがエギングのポイントと思っていませんか?
実はサーフ(砂浜)からでもエギングでアオリイカが釣れます。
サーフは防波堤より人が少なく、のんびりとエギングが楽しめますよ。
今回は、砂浜からアオリイカを狙うサーフエギングのタックル、釣り方、釣り場を紹介します。
この記事を読めば、人の少ない砂浜でのんびりとエギングを楽しんでアオリイカをゲットできますよ。
釣り場がエギンガーだらけでうんざりしてる方、アオリイカの釣果に伸び悩んでいる方はぜひご覧ください。
- 釣り歴25年・単身赴任のサラリーマンアングラー
- 明石近郊がホームグラウンド
- 子供2人車なし生活で、釣りは子供が寝てる時間のみ
- サラリーマンが短時間で釣果を出すために試行錯誤
サーフエギング=砂浜でのエギング
サーフエギングとは、砂浜からエギでイカを狙う釣りです。
アオリイカは防波堤や磯で釣ることが一般的ですが、砂浜でも釣れちゃいます。
特別なタックル不要で、釣り方が簡単なため、初心者の方や波止からアオリイカが釣れなくて悩んでいる方におすすめです。
サーフエギングの良いところ
- 人が少ないのでのんびりできる
- 高活性のイカが多いので釣れやすい
- アタリが明確で釣りやすい
人が少なくて、のんびり釣りができることがいちばんの魅力と思います。
エギングシーズンはどの防波堤に行っても人だらけで釣りにくいですが、広い砂浜なら人混みを気にせず釣りができます。
また、砂浜のような浅場にいるイカは高活性のことが多いので、アタリが明確なイカが多いのも特徴。
実はエギング初心者の方でも釣りやすいのがサーフエギングです。
ハイシーズンでもガラガラの海水浴場でアオリイカをゲットした釣行記
最盛期は9月〜10月
サーフエギングの最盛期は秋。9月〜10月が最も釣れやすいです。
9月のイカは手のひらサイズくらいですが、10月の中旬から後半には500gくらいにサイズアップしたイカが釣れます。
- 11月になると水温が低下してくるので、浅い砂浜では釣れにくくなります。
体感的に、砂浜で釣れるイカは波止で釣れるイカよりサイズが良い気がします。
9月初旬でもコロッケサイズ以上のアオリをゲットした釣行記
日中よりも夜がメイン
サーフエギングは夜の方が釣れやすいです。
夜になるとアオリイカが餌を求めて浅瀬に回遊してくるため、水深が浅い砂浜でも釣れやすくなります。
月明かりでイカがエギを視認しやすく、浅い砂浜でも潮が高くなるとイカが回遊してきやすくなります。
読み通り満潮時に時合いが来たサーフエギング釣行記
サーフエギングのタックル
リーダーは太め あとは普通のエギングと同じ
- ロッド:8f以上のエギングロッド
- リール:2500番〜3000番
- ライン:PEライン0.6号〜0.8号
- リーダー:3号(12lb)
- エギ:2.5号、3号、3.5号
サーフエギングのタックルは、防波堤から釣る場合のエギングとほとんど同じです。
大きな違いはリーダーを太めにすること。3号(12lb)よりも太めのリーダーがおすすめです。
砂や石にラインが擦れて切れやすくなるので、リーダーを太めにしてラインブレイクを防いでください。
リーダーは少量の安いやつで大丈夫です。
筆者が使っているリーダー
リールはねじ込み式ハンドルがベター
リールをゆっくり一定スピードで巻く釣りがメインのサーフエギングは、ねじ込み式ハンドルのリールがおすすめです。
ハンドルのブレが少ないので、ストレス無く快適に釣りができます。
フロートメバリングにも使えるので、1台あればエギングにもメバリングにも使えてお得ですよ。
一万円以上のねじ込み式ハンドルリール
2万円出せるならこれ
サーフエギングにおすすめのエギ
サーフエギングにおすすめのエギの号数は、2.5号〜3.5号。
沈下速度がゆっくりで根掛かりのリスクが少ないシャロータイプかスーパーシャロータイプがおすすめです。
筆者経験上、カラーは軍艦グリーンか紫のヒット率が高いです。
シャロー/スーパーシャロータイプのエギは他のメーカーからも出ているので、別記事にまとめました。
エギのサイズの使い分け
サーフエギングをする場合、3号をメインで使用してみてください。
アタリがなければ2.5号、大物狙いの場合は3.5号の使用がおすすめです。
サーフエギングは、9月初旬でもコロッケサイズ以上のイカが釣れる場所もあるので、2.5号のような小さいエギの出番が少ないです。
釣れるイカのサイズが小さい場合は、2.5号で手返しよく釣るのが効率的です。
サーフエギングの釣り方
- ランガンでイカの居場所を探す
- エギの動かし方は2種類
- ロッドは立てたまま
- エギを早まきで回収しない
ランガンでイカの居場所を探す
サーフエギングで大事なのは、イカの居場所を探して釣り歩くことです。
経験上、サーフエギングは1箇所で粘っても釣れないことが多いです。
同じ場所で1、2回エギを投げて釣れない場合は、移動してください。
ただし、釣れる時は釣れた場所の周辺で何杯か釣れます。
1杯釣れた、ら釣れた場所から10〜20m以内を集中的に釣ってみてください。
エギの動かし方
- ただ巻き
- しゃくり
サーフエギングでのエギの動かし方はは2種類。
最も簡単な釣り方は『ただ巻き』です。
しゃくりが要らないので、エギやラインが見えない夜でも釣りやすいです。
ただ巻きからスタートして、釣れなければ、しゃくりを試してみてください。
- キャスト
- 着水
- リールを一定スピードで巻く
- エギを波打ち際まで巻いてくる
- 繰り返し
えぎをしゃくらずに、エギを水平移動させる釣り方です。
リールをただ巻くだけのエギングなので、筆者は「ただ巻きエギング」と呼んでいます。
ただ巻きエギングの詳しい釣り方を紹介しています。
- キャスト
- 着水
- 5秒〜20秒待つ
- 2回〜3回しゃくる
- 5秒〜10秒待つ(ラインを張った状態)
- 2回〜3回しゃくる
- 繰り返し
しゃくりの釣り方のポイント
水深が浅いサーフでは、エギのフォール時間を長くすると、エギがすぐに海底について根掛かりのリスクが高くなります。
エギをフォールさせる時間を短くするか、フォールスピードの遅いシャロー・スーパーシャロータイプのエギを使うと根掛かりを回避できます。
シャロー・スーパーシャロータイプのおすすめエギを紹介しています。
ロッドは立てたまま
サーフエギングをするとき、ロッドは常に立てたままにしてください。
- ロッドを横または下向きにすると、波打ち際の波にラインが巻き込まれ、石や砂にラインがこすれてラインが切れるリスクが高まります。
ただ巻きする時も、ロッドを立てたままエギを巻いてきてください。
特に岸から近い場所はロッドを立てないと、エギが海底をズルズル擦る状態になります。
大きめの岩や海藻があると根掛かりの原因になるので、ロッドを立て海底からエギを離すと根掛かりのリスクが少なくなります。
エギを早巻きで回収しない
経験上、サーフエギングは波打ち側でアタリが出ることが多いです。
エギが近くまで来たからといって、リールを早巻きしてエギを回収しないでください。
足元から5mとか10mくらいの場所でアタリが出ることもあります。
おそらく、エギを追ってきたイカが「早く食わないと浅瀬に乗り上げる」と判断して食ってくるのでは?と想像してます。
波打ち際までゆっくりただ巻きして良い思いをした釣行記
- 同じ場所にとどまらず、釣れなければ移動する
- エギの動かし方「ただ巻き」か「しゃくり」
- ロッドは立てた状態で根掛かり回避
- 波打ち際でもアタリがあるので、エギを早巻きで回収しない
サーフエギングの釣り場
- サーフの出っ張り(トンボロ)
- 沖堤からの流れ込み
- サーフから突き出た防波堤
- サーフの最奥
- ゴロタ浜
サーフエギングでは、潮と地形の変化がある場所がポイントです。
サーフの出っ張り、沖堤からの流れ込み、サーフから突き出た防波堤の周辺は、真っ先に狙ってみてください。
経験上、最もアタリが多い場所です。
サーフのいちばん奥も見逃さずエギを投げてください。
時合いになれば、アタリが連発する時があります。
まとめ
サーフエギングのタックル、釣り方、釣り場を紹介しました。
人が少なく、のんびりエギングが楽しめるサーフエギング。
浅場に回遊してくるイカは活性が高いので、釣れる時は簡単に釣れちゃいます。
釣り方はエギをただ巻きするだけで、とても簡単。
混雑する防波堤に疲れたら、サーフでアオリイカを狙ってみませんか?
イカなんかいないと思っていた砂浜で、もしかしたら好釣果を得ることができるかもしれませんよ。