ハードソリッドティップのエギングロッドはフロートリグの最適解かもしれない

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※この記事はプロモーションを含みます。

フロートリグ用のロッドは何がいいのか。

フロートの重さやメーカーの思惑、人の感覚などによって様々です。

今回は答えの一つとして、20g前後のフロートを使うフロートリグに最適なロッドを紹介します。

今回紹介するロッドは

ハードソリッドティップの
エギングロッド

実際にフロートリグで使ってみると、ソリッドティップとチューブラーティップのいいとこ取りができて

とても釣りやすく大物にも対応できるロッドでした。

もちろん、本職のエギングでも釣りやすいロッドです。

この記事で分かること
  • ハードソリッドティップの特徴
  • ハードソリッドティップのメリット・デメリット
  • ハードソリッドティップのエギングロッドをフロートリグで使った使用感

ハードソリッドティップのエギングロッド、という聞き慣れないロッドですが

この記事でメリットと使用感を確認して、フロートリグ用ロッドの選択肢の一つに加えてみてください。

この記事を書いた人
さそり
  • 釣り歴25年・単身赴任のサラリーマンアングラー
  • 明石近郊がホームグラウンド
  • 子供2人車なし生活で、釣りは子供が寝てる時間のみ
  • サラリーマンが短時間で釣果を出すために試行錯誤

(@sasori1091)・(sasori_1091)

目次

ハードソリッドティップとは

ハードソリッドティップとは
  • 硬めのソリッドティップ。
  • 通常のソリッドティップよりも硬く、チューブラーとソリッドのいいとこどりができる。
  • ティップの細さはチューブラーより細く、ソリッドより太い。
  • オリムピックのアジングロッド、エギングロッドに多く使用されている。
上:ソリッドティップ
中:ハードソリッドティップ
下:チューブラーティップ

ハードソリッドティップのメリット・デメリット

ハードソリッドティップのメリット

  • 情報感度と操作性が両立
  • アタリが取りやすく食い込みが良い
  • 引きを楽しめて大物に対応できる

ハードソリッドのデメリット

ハードソリッドティップの弱点は、チューブラーとソリッドの両方のデメリットも持っているところです。

ソリッドティップと比較すると
  • 情報感度が悪い
  • 食い込みが悪い
  • 魚の引きを楽しめない
チューブラーティップと比較すると
  • アタリの感度が悪い
  • パワーが劣る

魚が釣れないほどのデメリットではない

デメリットは上記の通りですが、魚が釣れなくなるほどのデメリットではないです。

フロートリグでメバルを狙う場合、チューブラーティップ/ソリッドティップの竿よりもメリットを感じることの方が多かったです。

どんな竿にもメリット・デメリットがあるので、どこにメリットの多さを感じるかは個人の趣味嗜好の世界になりますね。

フロートリグで使用したハードソリッドティップのロッド

筆者が使用したロッドは、オリムピックのエギングロッド”GCRS-832ML-S”

2016年発売の”カラマレッティー”という名前の竿なので、以後は「16カラマレッティー832ML-S」と表記します。

16カラマレッティ832ML-S

スペック

全長(m)2.52
自重(g)93
適合エギウェイト(号)1.8-3.5
適合ラインPE(号)0.4-1.0
ティップ先端の直径(mm)1.3
16カラマレッティ832ML-Sのスペック

ロッド名は「832ML-S」の表記で「S=ソリッド」なのですが、ティップ先端の直径が1.3mmと

通常のソリッドティップに比べて太いことから、本ロッドをハードソリッドティップと解釈してます。

ハードソリッドティップのエギングロッドをフロートリグで使ってみた感想

ハードソリッドティップのロッドを使ってフロートリグでメバルを狙った使用感をお伝えします。

ひとことで言うと、釣りやすくて不意の大物にも対応できるロッド、です。

シャローフリークとシャローフリークエクスパンダを使ってフロートリグでメバルを狙った使用感です。

情報感度と操作性が両立

ハードソリッドティップのロッドを使って最初に感じたことは

チューブラーティップよりも多くの情報を集められ、ソリッドティップよりも操作性がよいこと。

潮目から抜けたタイミングがわかる

シャローフリークを使って50m遠投してリトリーブしてくる時、潮の流れに逆らって引いてくると、はっきりと水の抵抗を感じました

そして、潮目から抜けて流れがなくなるとフッと軽くなる感じがわかるの感度の良さ。

硬いティップといってもソリッドなので、チューブラーよりも水中の情報を感じやすいメリットがあります。

何mくらいで潮目から抜けるか分かるので、潮に乗せて流しながら釣る時は巻きすぎないよう注意してるつことができます。

リールを巻き出す時に素早く巻ける

フロートリグが着水してからリールを巻いて仕掛けを動かす時、リールの巻き出しと同時に仕掛けが動くので思い通りに仕掛けを操作することができます。

ソリッドティップの場合は、フロートの重さと水の抵抗に負けて竿が先がグッと曲がり、仕掛けを動かす初動が遅れます

ハードソリッドティップの場合は、リールを巻いたとほぼ同時に仕掛けが動き出します。

時間にして1秒あるか無いかの差ですが、ソリッドティップで何投も繰り返していると仕掛けの初動の遅さを気にしてしまって小さなストレスになりました。

仕掛けの初動の遅さで釣れにくくはならないと思いますので、完全に個人の感覚の問題です。

アタリが取りやすく食い込みが良い

アタリが出てからランディングで感じたことは、アタリのわかりやすさと食い込みの良さです。

ソリッドティップより明確なアタリ

ソリッドティップより硬いので、メバルの前アタリを鮮明に感じることができました。

メバルがワームを追尾しながら何回もアタックするアタリの場合、ソリッドティップではティップが戻り切らないタイミングで次のアタリが出ます。

対してハードソリッドティップでは、ロッドが直線に戻った状態で次のアタリが出るので1回のアタリが大きく感じられたのだと考えています。

単純に、ソリッドティップよりも硬いので振動が伝わりやすいことも理由のひとつかもしれません。

連続するアタリでも弾かない

コツコツと連続するアタリでも、アタリを弾かずフッキング率が高いです。

チューブラーでは硬すぎで魚に違和感を与えそうなアタリの出方でも

ハードソリッドなら適度にティップが曲がるので魚への違和感が少なくなっているように感じます。

3月初旬、魚の活性が上がりきっていないサーフメバリングでヒットしたメバルは、アタリを弾かずにフッキングまで持って行けました。

低水温期にサーフで釣れたメバル

ティップの硬さが魚へ与える違和感は少ないと思います。

引きを楽しめて大物に対応できる

45cmのチヌを取り込めるパワーがあります。

根に潜られそうになっても、ドラグをキツめに締めたら根に潜られません。

チヌにも対抗できるパワーがあるので、尺メバルでも取り込めるパワーがあると信じています。

ハードソリッドティップでチヌが釣れた釣行記

シャローフリークとシャローフリークエクスパンダをフルキャストできる

重量級のフロートをフルキャストでき、フロートリグで沖の潮目やシモリを狙うには十分な距離がでました。

17.8gのシャローフリークエクスパンダで、飛距離は50m〜60m 追い風で70m程度。

仕掛けまでの距離が遠くても、硬めのソリッドティップにアタリがはっきり伝わってきます。

もちろんエギングにも使える

今回紹介したロッドはハードソリッドティップのエギングロッド。

本職のエギングでも、もちろん釣りやすいです。

特にサーフエギングと相性バッチリです。

エギを遠投してただ巻きし、イカのアタリを捉えるサーフエギング。

適度な硬さで遠投できて、適度に曲がるティップでアタリをとらえることができるので、ソリッドティップよりもチューブラーティップよりも遥かに釣りやすかったです。

アジングロッドのハードソリッドティップはイマイチと思う理由

エギングロッドよりも遠投しにくいので、アジングロッドのハードソリッドティップはフロートリグで使いにくいと感じました。

アジングロッドはエギングロッドと比較して短い竿尻からリールシートまでの長さが短いです。

上:アジングロッド(月下美人78ML)
下:エギングロッド(カラマレッティ832ML-S)

キャストする時に両腕が近くなってしまうので、ロッドを振り切る動作が難しくなります

両腕が広がった状態だと力が入ってロッドを振り切りやすくなるので、遠投するフロートリグにはエギングロッドの方が向いていると感じました。

フロートリグに適したハードソリッドティップのロッド

”20g前後のフロートを使えるハードソリッドティップのロッド”

を選定条件とした場合、おすすめロッドは以下の通りです。

エギングロッド
  • GCRS-832ML-S(16カラマレッティー)
  • 23GCALS-862ML-HS(カラマレッティー)
アジングロッド
  • 23GCORUS-7102ML-HS(23コルトUX)
  • 22GCORS-802ML-HS(コルト)
  • 22GCORPS-782ML-HS(コルト・プロトタイプ)

2025年時点でのオススメはカラマレッティーです。

筆者の使っている16カラマレッティーは廃版となり中古しか売っていませんでした。

リールシートの位置が遠投向きではありませんが、アジングロッドで選ぶなら3種類が候補となります。

店舗で持った感じは、23コルトUXが若干の先重りを感じました。

コルトのティップ先端の直径(Tip Dia)は0.9mmでコルト・プロトタイプは0.8mm

エギングロッドよりも細いので、アジングロッドの方が小さなアタリを感じられる繊細さを持っているのかもしれません。

が、筆者は遠投性を重視してフロートリグにはエギングロッドを使います。

普通のソリッドティップのエギングロッドはイマイチ

ハードソリッドティップではない、普通のソリッドティップのエギングロッドをフロートリグで使う場合、使用感はイマイチです。

ソリッドティップのエギングロッドは竿が真ん中付近から曲がる”胴調子”に近くなります。

曲がり幅が大きいのでメバルのアタリを竿が吸収し、アタリを感じにくくなるデメリットがありました。

まとめ

ハードソリッドティップのエギングロッドがフロートリグに最適な理由を紹介しました。

チューブラーティップとソリッドティップの良いとこ取りができるハードソリッドティップ。

エギングロッドを使うことで、遠投しやすくなるのでアジングロッドよりも釣りやすくなります。

ティップの適度な柔らかさが、メバルの連続するアタリを弾きません。

選べるロッドの種類は少ないですが、フロートリグ用ロッドを探している方はハードソリッドティップも選択肢の一つに加えてみてください。

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