
メバルシーズンとアオリイカシーズンのちょうど合間に当たる7月と8月。
例年、何を釣ろうか迷っています。
去年は豆アジングにチャレンジして楽しかったのですが
今年はメジャーポイトに人が多すぎて入りたい場所に入れません。
比較的空いてる釣り場で、何か新しいことにチャレンジしたいと模索した結果
漁港ロッドでウキ釣りをすることにしました。
近くの漁港は比較的空いてるので、21時からでも周りを気にせずのんびり釣りができます。
釣果は予想外の大物と予想外の魚種にびっくりする結果となりました。
短い漁港ロッドでウキ釣りをするときのアワセ方のポイントも書いたので、ご覧ください。

- 釣り歴25年・単身赴任のサラリーマンアングラー
- 明石近郊がホームグラウンド
- 子供2人車なし生活で、釣りは子供が寝てる時間のみ
- サラリーマンが短時間で釣果を出すために試行錯誤
漁港ロッドとは

- 奈良県の釣具メーカー「LEVEL6」(通称:レベロク)が開発したロッド
- 全長158cmのカーボンソリッドロッド
- リールシートより上部が全てソリッド
- よく曲がるので魚の引きを楽しめる


とにかくよく曲がるので、小さい魚でも存分に引きを楽しめるロッドです。
リールシート部分が赤色とコルクでカッコイイのが特徴。
全長158cmはウキ釣りをするには短いですが、実際に釣りをしたら思ったよりも釣りにくさはありませんでした。
ウキ釣りの仕掛け

短い漁港ロッドでウキ釣りをするために、2つの点を工夫しました。
- 自重が重たいフカセ釣り用のウキを使って遠投できるようにする。
- 重たいオモリを使って仕掛けを沈みやすくするため、浮力の大きいウキを使う。
158cmと短い漁港ロッドは、軽い仕掛けでは遠投できないと考えました。
かけ上がり付近へ遠投できるように、自重10g以上のウキを使うことで短い漁港ロッドでも20mくらい仕掛けを飛ばせます。
また、足場が高い場所では糸ふけが大きくなって抵抗が大きくなり、軽い仕掛けでは餌が沈みにくくなります。
4B〜5B以上の少し重たいオモリであれば、仕掛けが沈みやすいです。
多少潮が早くても、仕掛けを狙った棚まで沈ませることができます。
2025/7/20 明石周辺のウキ釣り

最初はガシラが良く釣れる
近場の漁港で夜のウキ釣りをするのは初めて。
何が釣れるか分からないドキドキした気持ちで釣りスタート。
狙いは防波堤の基礎石が途切れる、かけ上がり付近です。
棚3ヒロで海底付近を流していると、3投目くらいで最初のアタリあり。

ミニガシラが釣れました。
小さくても一丁前にアタリが出ます。
その後も退屈しない程度に当たりが続き、ガシラが5、6匹釣れました。

アワセを上手にする方法
釣れたガシラは5、6匹ですが、アタリは倍くらいありました。
ウキが消し込むのを待っても、なかなか乗らないことが多かったです。
試行錯誤して、ヒット率が高かったのが聞きアワセ。
ウキがゆっくり海中に入ってすぐに竿をあおってアワセる
のではなく、糸を少し張って竿先でアタリを感じるようにします。
そのままゆーっくり竿を立てて、一番大きいアタリが出た時に思いっきりアワセる。
この方法で、ヒット率が上がりました。
竿が短く、竿の先からウキまでの距離が長くなるぶん糸ふけが出やすいので
ウキが沈んですぐにアワセてもラインが出過ぎててアワセが決まらない場面が何回かありました。
ゆっくりロッドを立てるとラインが一直線になるので、糸ふけがなくなってアワセが決まりやすくなります。
まさかのハネ57cm

基礎石の切れ目付近はガシラばっかりなので、タナを2ヒロに浅くして波止の際を狙ってみます。
際をねらって20分ほど経過。
釣れへんからやっぱりかけ上がりを狙おうかな、と考えてると、ウキがものすごいスピードで海中へ!!
反射的に合わせると、明らかにガシラではない重量感。
漁港ロッドが根本からひん曲がっています。
底に潜ったかと思えば、今度は沖に走り出す魚。
おもいっきり沖に走るので「まさかボラ…」という残念な結果が頭をよぎります。
が、見えてきた魚体はハネ!!
タモを持ってなかったので隣に人に取り込んでもらい、無事にゲット。
漁港ロッドで57cmのハネをゲットしました。

ハネの引きを思いっきり楽しめました
2025/7/25 再び明石周辺のウキ釣り

やっぱりガシラはよく釣れる

先週ハネが釣れたポイントは先行者がいたので、その手前のポイントで釣りスタート。
釣りにならないくらい潮が早すぎて、かけ上がり付近に投入した仕掛けは、一瞬で流されます。
漁港の内側に移動して、波止際を流してみると、ガシラがヒット。

しかしこの日はアタリが少なく、ポイントを移動することにしました。
移動して1投目でメバル

移動先は一番沖の防波堤の内側。
先端から少し手前の、沖からの潮が入ってくるポイントを狙います。
タナ2.5ヒロで底を流していると、1投目からウキがスルスル海中へ。
すぐにアワセず、ラインを張ると竿先にコンコン当たるので竿先がグッと入ったところで大きくアワセ。
気持ちいいやりとりで上がってきたのは、25cmの白メバル。
この時期でこのサイズが釣れたのはびっくりです!

メバルもこのサイズになると、引きがかなりパワフル。
漁港ロッドが気持ちよく曲がって、視覚的にも、感覚的にもやりとりを楽しめたメバルでした。
25cmのメバルを釣った次の1投で、またメバルが釣れました。

今度は15cmくらいの赤メバル。
1匹目と2匹目のバケツに入れて上から見ても、白と赤の違いがはっきり分かりました。

移動してグレ

予想外のナイスサイズなメバルが釣れて満足していましたが、この日は更に嬉しいことが起きました。
メバルが釣れた後はアタリがなくなったので、空いていた波止の外向きに移動します。
そこでの1投目。
ゆーっくりウキが沈んだので竿先でアタリを確認してみると、ゴン、ゴンというアタリ。
3回目くらいで思いっきり合わせると、ドラグがジリジリ出ていくエエ感じの引き!
手前まで寄せてきても、そこに突っ込んでなかなか浮いてきません。
竿が短いので波止際に突っ込まれてラインが擦れそうになりますが、リールゴリ巻きで無理やり上げてきます。

そして、見えた魚体はグレ!!
波止からは大物と言える27cmのグレが釣れました。
柔らかい漁港ロッドで強い引きのグレ、最高に楽しめました。
まとめ

漁港ロッドのウキ釣りで、グレ・ハネ・メバル・ガシラが釣れました。
グレは27cm、ハネは58cmのええサイズ。
短い漁港ロッドでのウキ釣りはアワセが決まりにくいというデメリットもありますが
聞きアワセをすればヒット率があがります。
魚をかけてからは視覚的にも、体感的にもめちゃくちゃ楽しめる漁港ロッド。
エギングシーズンまでは漁港ロッドで遊んでみようと思います。